難聴外来は、最近家族の言っていることが聞き取れなかったり、コミュニケーションがとりにくい、大事な話が聞き取りにくい方に対して、手術にて聴力改善の可能性があるかどうかの判断、補聴器の装用が必要か否かの判定や補聴器の試用・調整を行います。
睡眠障害外来は、寝付けない方や息苦しくてすぐに目が覚める方、睡眠中に呼吸が止まったり止まりかけたりする方（睡眠時無呼吸症候群）に対して、視診や睡眠検査（簡易睡眠検査や終夜睡眠ポリグラフィー）などで総合的に睡眠障害を診断します。診断後には患者さんそれぞれの状態や希望に合わせて治療法を決定します。治療法には、鼻に装着したマスクから圧力をかけた空気を気道（空気の通り道）に送り込み、気道を広げて睡眠中の無呼吸を防止する治療法（CPAP療法）や、口を閉じた状態で下あごを前に出して気道を拡大させるマウスピース治療、鼻呼吸が出来ない方に対しては投薬や鼻閉改善手術などを行います。睡眠障害は生活の質（QOL）を低下させるだけでなく、さまざまな問題を引き起こす可能性があります。睡眠の悩みを抱えている方は一度、耳鼻咽喉科までご予約・ご相談ください。