形成外科

診療科

お家で行う傷の処置方法

2024/04/18

処置は１日１回（顔面なら朝の洗顔時も含めて１日２回）入浴時に行うようにしましょう！

ガーゼなどを取る

すでに処置をしている場合
ガーゼなどの傷をおおっているものを、全てやさしくはずしましょう。
※傷にくっついて取りにくい場合は、シャワーなどで濡らしながら取ると痛みが緩和されます。

傷を洗う

『傷を洗ってはいけない』というのは古い考えです。
傷を洗わずに不潔にしていると、感染（うむ）可能性が高くなります。怖がらずに洗いましょう！

洗い方

シャワーのお湯で洗いましょう！
この時、強くこするようなことをしなければ、普通に洗ってもらって構いません。
市販の石けんやボディソープ等を使って洗いましょう。
※スクラブなどの粒が入っているものは使用しないでください。
※傷はお風呂につけないようにします。（一瞬つかる程度はかまいませんが、湯舟のお湯はあまりキレイではないので、最後にシャワーで洗い流しましょう。）

水分をふき取る

タオルで軽く押さえるようにして水分を拭き取り、少し乾かします。
※この際、わずかに血液がにじむ場合がありますが、心配ありません。

ぬり薬をぬる

消毒は必要ありません
処方されたぬり薬を傷にぬりましょう^※
※すりこむ必要はありません。傷の上にのっていれば十分です。

ガーゼを乗せる

ガーゼやばんそうこうなど、医師の指示どおりのものをはって、必要ならテープで固定してください。
※傷に軟こうをぬりにくい場合、ガーゼに軟膏をつけてから傷にのせても大丈夫です

注意事項

・傷種類によって、処置方法が変わります。
　その都度医師の指示に従ってください。
・動物に噛まれた場合・うんでいる場合
　 ハイドロコロイド製剤（例：キズパワーパッド®）などの、密封するような処置は行わず、病院を受診しましょう。
・市販の製品を使用される場合、注意書きをよく読んでから使用しましょう。