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胆のうとは?
肝臓で胆汁と呼ばれる消化液が作られるのですが、この胆汁は胆管を通って十二指腸に流れ出ています。この胆管の途中にあるのが胆のうで、胆のうは胆汁をためておき、食事摂取とともに収縮して胆汁を十二指腸に流す働きをしています。
胆石とは?
胆のうや胆管内で胆汁の成分が固まると胆石が作られます。その成分によりコレステロールを主体とした白っぽい胆石とビリルビン(胆汁酸)を主体とした黒っぽい胆石の2つに大別されます。また胆石の存在する場所により胆のう内結石、総胆管結石、肝内結石に分けられており、それぞれ治療方法が異なります。
40~50歳の肥満女性に胆石ができやすいとされていますが、お年寄りや痩せた男性であっても胆石ができることはあります。
症状
胆石が原因となって胆のうに炎症がおこったり、胆のうからの胆汁排出が妨げられるようになると、心窩部(みぞおち)や右のわき腹、背中などに痛みが出現します。脂肪分の多い食事(うなぎや天ぷらなど)を摂取したあとに痛みが出現するのが典型的です。痛みは食事に伴う短い時間だけでケロッとなくなることもありますし、持続するときもあります。
胆石が原因となって胆のう炎や胆管炎を併発すると腹痛とともに発熱や嘔気嘔吐などが出現するようになります。胆のう腫大が腹壁から触知できることもあり(クルボアジェ徴候)、また総胆管に炎症や圧迫が波及すれば黄疸(眼球結膜や皮膚が黄色くなる)が出現することもあります (ミリッチ症候群)。
治療方法
胆石があるだけで胆のう炎症状がなければ基本的には経過観察となりますが、胆石発作や胆のう炎をおこすようであれば治療が必要になります。
1)保存的治療
安静、絶食、点滴、抗生物質投与で炎症を抑え込みます。
ただし胆のう結石が残っているので症状再発することもあります。
2)PTGBD(経皮経肝胆のうドレナージ術)
胆嚢内の感染胆汁をエコーで観察しながら経皮経肝的にドレナージする方法。
ただし胆のう結石がある場合は残っているので症状再発することもあります。
3)手術
全身麻酔下に開腹あるいは腹腔鏡を用いて胆のう摘出術をおこないます。
胆のうの炎症の程度によりますが、数日~10日間程度の入院となります。