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インプラント外来Implant outpatient

インプラント治療とは?

 失ってしまった自分の歯の替わりに、人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を作製して噛み合わせを回復する治療法です。インプラントにもいろいろな種類がありますが、当院では日本メディカルマテリアル社により導入された純日本製のPOIインプラントシステムを用いています。統計学的には10年残存率(10年間口腔内で機能する割合)は90%以上です。

インプラントの構造

インプラントの構造

●上部構造補綴物(人工歯)
インプラントの上部構造補綴物は、白い素材が主となります。
白い歯の素材としては、内側に金属の裏打ちのあるメタルボンドと、セラミックだけでできているオールセラミックスなどがあります。
●アバットメント(支台部)
インプラント体の上に取りつけられる部分で、セラミッククラウン等の上部構造を支える役割を果たします。通常チタンかチタン合金製ですが、審美性に優れたセラミック製のものもあります。
●インプラント体(歯根部)
直接、歯槽骨の中に埋められる部分で、チタンかチタン合金で作られています。太さは約4mm、長さは約1cm位です。

 

従来の治療法との比較

ブリッジ

ブリッジ

欠損部の両隣の歯を削って支柱にし、歯のない部分に橋(ブリッジ)をかけ固定します。

 

特徴 固定式であるため装着しても違和感があまりない。
人工の歯の材料を選択することにより天然の歯と遜色のない審美的な修復が可能。
留意点 ブリッジを支え、固定するために、たとえ健康な場合でも両隣の歯を削る必要がある。
支えになる歯には大きな力がかかり、将来的にその歯を失うことの原因となる場合がある。
大きな欠損部や隣接する歯がしっかりしていない場合は適応できない。
ポンティック(ブリッジの橋の部分)の下部の歯肉との間の部分に食べ物カスがつまり、口の中が不衛生になりやすい。
約10年後には30~50%が再治療が必要となる。
治療費 保険適用材料を使用する場合はその保険点数内。
使用材料による保険適用外のものは自由診療となり高額となる場合もある。

義歯(入れ歯)

義歯(入れ歯)

スクラスプというバネを健康な歯にひっかけ欠損部に人工の歯と歯茎を固定する方法です。

 

特徴 ブリッジでは適応できないような大きな欠損に有効。
ブリッジのように健全な歯を削らずに補える。
取り外し可能で清掃しやすい。
留意点 噛む力が健康な状態に比べて30~40%くらいになる。
取り外して手入れをする必要がある。
すぐにガタつきやすい。
口の中に違和感を感じやすい。
食べ物が挟まって口の中が不衛生になりやすい。
約5年後に同じ入れ歯を使用できる可能性は40~50%である。
治療費 保険適用材料を使用する場合はその保険点数内。
使用材料による保険適用外のものは自由診療となり高額となる場合もある。

インプラント

インプラント

欠損部の骨に穴を掘り、インプラントを植え込みます。骨とインプラントが固定するのを待ち、インプラントを土台として人工歯を作成します。

 

特徴 天然歯のように顎の骨に固定するので、違和感がなく噛むことができる。
噛む力は天然歯の約80%回復することが出来るので、固いものを噛むことが出来るようになる。
隣の歯を削る必要がない。
見た目が天然歯に近い。
留意点 インプラントを顎の骨に埋め込む手術が必要。
全身の疾患がある場合には治療できない場合がある。
インプラントを維持するためには十分な口腔衛生の管理と定期的な検診が必要である。
治療期間が長い。
約10年残存率は90%以上である。
治療費 インプラントは、保険適用外であるので、自由診療となる。
手術の難易度、埋入本数等により必要な費用が算定される。

インプラント治療の流れ

インプラント治療の流れ

インプラント治療にかかる費用

初期診断料(CT、模型、分析代) 21,000円
インプラント1次手術代 105,000円/1本
インプラント2次手術代 105,000円/1本
歯型印象・仮歯代 無料
上部構造代 105,000円/1本
骨造成術 150,000~300,000円
(症例、部位による)
全身麻酔代 105,000円

*埋入後1年以内の脱落に関しては無料でやり直し

顎の骨にしっかりと固定されるインプラント治療なら人前でも口元を気にせず、食事や会話を楽しむことができます。インプラント治療で日常生活の楽しさを取り戻して見ませんか?